日本国内では各地でさまざまな芸術祭が開催されています。地域の街おこしを目的に行っているところも多々あり、芸術家を招き、地域の特徴を生かした作品を製作してもらい、展示するという方法が多くなっています。こうした芸術祭で特に成功例として名高いのは、「横浜トリエンナーレ」と「瀬戸内国際芸術祭」でしょう。この二つについて簡単にご紹介します。

横浜トリエンナーレ

横浜市で3年に1回開かれる現代アートの国際展です。2001年に始まってからというもの数多くの観光客を集めてきました。さまざまな絵画、彫刻、インスタレーションが、広範囲の会場を埋め尽くします。これまでに使用された会場は、赤レンガ倉庫、横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫、新港ピアなど。

建物内での展示から、公園や広場などに設置されるパブリックアート、ストリート全体でさまざまなプロジェクトを見せる催しなど、年によって多様な展示法、展示場所を設けています。

瀬戸内国際芸術祭

2010年に始まった現代アートの国際芸術祭で、瀬戸内海の離島を主要会場として3年に1回開催されています。島の伝統文化や自然を生かしたアートを見せるのが特徴で、人の住んでない廃屋や歴史ある古民家を作品そのものにしたり展示場所としたものもあります。また海の景観や森の緑を生かした作品も多く集まります。都会の祭典、横浜トリエンナーレとは真逆のコンセプトと言えるでしょう。

会場の島々に向かう際にはフェリーを使用する必要がありますが、比較的頻繁に運行しているため、計画的な旅程を組めば移動には問題ないはずです。